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TOEIC®700点から950

会社経営&子育てしながらでも62日でTOEIC250点アップの950点! 秘訣は正しい「学び順」と「鍛え方」

藤田功博さん

パーソナルトレーニングコース

StudyHacker発の英語のジム StudyHacker ENGLISH COMPANY。たくさんの方が、英語力を伸ばすべくトレーニングに励まれています。今回はそんな中から、2017年1月〜3月に京都・四条烏丸でご受講いただいた藤田功博さんと担当の東トレーナーに話を伺いました。

藤田さんはご自身で会社を経営しつつ、4歳と1歳のふたりのお子さんの育児の真っ最中。そんな多忙な状況のなか、トレーニングを開始してわずか41日目にしてTOEIC(IP)915点、62日目にはついにTOEIC(公式)で950点に到達されました。受講前のスコア700点からの急上昇はどのようになされたのでしょう。その秘訣をじっくりお聞きします。

——リーディングが満点の495点、合計スコア950点とすばらしい結果ですね。本日はよろしくお願いします。

藤田さん:よろしくお願いします。ありがとうございました。

東トレーナー:よろしくお願いします。

41日目に915点!

62日目に950点、リーディングは満点だ。

はじめの課題はリスニング力

——今回英語の学び直しをされるにあたって、お仕事で強く必要性をお感じになられたと伺っています。どのようなお仕事をされていらっしゃるのですか?

藤田さん:京都で自分でつくった観光関係の会社を経営しています。お寺や神社にひとりでも多くの方にきていただけるように集客のお手伝いをしたり、逆にお客さんの側から京都のお寺や神社、その他いろいろな場所でイベントやパーティーがしたいという方のご相談にのるというようなことですね。

観光、旅行の業界は、インターネットでのチケット予約など、IT化がかなり早くからすすんでいて、他の業界に先駆けてPCなしでは仕事にならないという状態になっていました。英語でも同じように、特に近年では海外のお客様から直接英語でメールでイベント企画などのご依頼をいただくなど、できないと仕事にならないというような状況にもなりつつあります。実際に京都にこられたお客様の突然のリクエストなどに対応できる「もてなし力」のようなものも、直接英語ができると大きく変わります。

国際会議を京都でというお話もありますし、日本のイベントについても、以前から、京都でIVS(Infinity Venture Summit:インターネット業界の招待制カンファレンス)など大規模な仕事をしてきたのですが、そこでも参加者に占める外国の方の割合も増加傾向にあります。円滑に進めるためには、運営側にも英語力が求められますね。

——英語を使えるかどうかでお仕事の質が左右されかねない状況なのですね。観光客を海外から迎えるということになると、確かにそうですね。

藤田さん:桜が咲く季節は忙しくなることはあらかじめ分かっていたので、比較的おちついた1月〜3月でいっきに英語力をあげようと思っていました。締切があったことが逆に良かったのかもしれません。

——ENGLISH COMPANYにはじめに来られた時は、どのくらいの英語力をお持ちだったのですか?

藤田さん:大学2回生のころ、15年以上前に受けたTOEICで700点くらいでしたね。時間がたりないと思ったのを覚えています。

——東トレーナーからみて、藤田さんのトレーニング開始時の英語力はいかがでしたか?

東トレーナー:基本的な文法には特に大きな抜けもなかったのですが、音声面に課題があったと思います。英語を聴いたり、発音したりすることに慣れていらっしゃらないかんじでした。大学受験までの勉強で知識は入っているけれど、トレーニングが足りていないので使えない、という状態です。これは多くの日本人英語学習者に見られる傾向です。

ただ、藤田さんの場合は文法などの抜けが他の方に比べても少なかったんです。だから、その分思い切って音声面のトレーニングの負荷を高めました。文法にかける時間を追加のリスニング対策に当てることが出来たんです。

藤田さん

——能力や英語力の特徴に応じてカリキュラムを調整するんですね。

東トレーナー:そうですね。パーソナルトレーナーの強みだと思います。

藤田さん:おっしゃるようにリスニングに課題があって、音声を聞くときに、聞き取れた単語から意味を推測してしまっていて。当たるときは良いのですが、外れると真逆の意味になっているようなこともありました(笑)

東トレーナー:初めはTOEICレベルの英語でも6割くらいの理解度という状況でしたね。シャドーイングにも苦戦していらっしゃいました。

藤田さん:シャドーイングという練習方法自体を知らなかったんです。やってみるとこれは力のつく方法だと感じました。

(編集部注:シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れて追い掛けながら発音していく練習法。通訳の訓練法としても知られる)

東トレーナー:はじめは間に合うように無理に音を飛ばしたり、早口になったりされていました。でも、読み方のルールをマスターしていただいてからは、だんだんスムーズになられました。

——読み方のルールとはどんなものでしょう?

東トレーナー:たとえば、ネイティブが文を読むときには、強調すべき内容語(名詞や動詞など)はきちんと発音する。そうでない機能語(前置詞や代名詞など)は、極端に音が小さくなったり、そのせいで他の単語とくっついたり、そもそも音が脱落してしまったりという、「省エネ読み」をするんです。音読のトレーニングが不足していると、すべてを「正しく」発音してしまって、ネイティブの音読スピードについていけなくなるんです。

藤田さん:毎日練習しましたね。

——毎日練習されるのもたいへんだったのでは? 会社も経営されていてお忙しかったでしょう。

藤田さん:そうですね。仕事のこともありますし、それに、どうしても二人のこどもを寝かしつけてから、夜10時から12時の2時間が勝負!だったので、遅くにはなってしまうのですがなんとか毎日練習していました。LINEを使って、録音した音声を送っていましたが、なかなかうまくできない日もあって大変でした(笑) 深夜1時頃になって、さすがにもう寝ないと、でもやり切らないと……ってな日もありました。

東トレーナー:それでも、毎日欠かさず送っていただいただけあって、目に見えて上達されていました。毎日おくっていただけると、やっぱり上達も早いんですよ。1ヶ月くらい経つ頃には普通のネイティブスピードできちんとシャドーイングできるようになっていらっしゃいました。使用するスクリプトのレベルもだんだんあげてはいたんですけどね。

毎日シャドーイングに取り組んだ

スピーキング力のために必要なのは「聞く能力」

藤田さん:シャドーイングが上手になってくると、文をよむスピードも、副産物的に速くなったんですよね。

東トレーナー:それには理由があって、わたしたち日本人のような「非母語話者」はふつう、英語を黙読する時でもあたまの中で音読をするんです。だから、「理解しながら音読するスピード」=「黙読して意味を処理できるスピード」ということになります。シャドーイングの練習で音読スピードがあがったことで、必然的にリーディングスピードもあがったんですよ。

藤田さん:41日目に受けたTOEIC(IP)ではリーディングパートで高得点がとれました。(編集部注:465/495, 94%を獲得されています。)

東トレーナー:62日目ではリーディングパート満点を獲得されていましたね。リスニングも2回とも9割をこえていらっしゃいました。

——お仕事で実際的に英語を使うためにはスピーキングのスキルも必要ですよね。アウトプット系の練習にはどのように取り組まれたのですか?

東トレーナー:リスニングとリーディングの伸びが目覚ましかったので、最後の半月と少しはスピーキングにも取り組んでいました。これはとてもたいせつなことなのですが、英語を「話す」ためには英語を「聞く」能力が必ず必要です。第二言語習得研究でも、受容スキル(聞く・読むスキル)を産出スキル(話す・書くスキル)の前に身につけておくべきだとされています。

最初に取り組んだトレーニングは、私たちが「速読リーディング」と呼んでいる、オリジナルのトレーニングです。

英語の文を聞いて理解していくときに、「チャンク」と呼ばれる、意味のかたまりごとに頭の中で意味処理ができるようにしていきます。ENGLISH COMPANYのリスニングやリーディングのトレーニングはいかにこの「チャンク」をつかむことができるか、ということを重視したものになっているんです。単語ごとに処理していくのではなく、もう少し大きな意味のかたまりである「チャンク」ごとに処理するようにすることで、読んだり聞いたりしたときの処理スピードを上げるんです。

——なるほど、それがどのようにスピーキングにつながるのでしょう。

リスニングやリーディングのトレーニングを通してチャンクをつかむことができるようになると、今度はご自身で話をするときにもチャンクをつなげて文をつくることができるようになります。

単語を細かくつないで文をつくることに比べて、チャンクをつないで文をつくる方がはるかに楽ですし、正確です。

藤田さん:話すときに「チャンク」を並べていくと楽だということは実感できました。

——スピーキングの練習は具体的にはどのようにされたのですか?

東トレーナー:たとえば、絵や写真を眺めていただいて、それについて40秒くらいで描写していただくんです。それで、「いくつの文がつくれたか」「文法に間違いはないか」「単文ばかりになっていないか」という3つの点をチェックします。チェックした結果をフィードバックして、そこを意識した上でもう一度言い直していただくというようなことを行っていました。

トレーニングは個別にパーソナライズされる

——どうしてその3つなのでしょう。

東トレーナー:第二言語習得研究では、人が言葉を話すときには、「流暢さ」「正確さ」「複雑さ」という3つの要素が重要だとされています。ふつう、どれかが上がるとどれかが下がってしまうんです。「流暢に話せていると思えているときには、正確さが落ちている」とか、「正確だけれど単純な文ばかりを並べている」などですね。

それらをバランス良く上げていくためには、さきほどの3つを数値化していくことで、客観的に状況を確認していくことが効果的です。

藤田さん:トレーニングをうけていて思ったのは、正しい方法や順番を知った上でトレーニングをすることにやはり意味があるいうことでした。これまでも、とりあえずオンライン英会話から始めればいいんでしょとか、なにかそういう自己流のやり方でやろうと考えたこともあったんです。これは決して「オンライン英会話がだめだ」ということではなくて、やっぱりものごとには正しい順番があると思うので。

東トレーナー:そうですね。それぞれに合った、「正しいプロセス」を考えていくということにパーソナルトレーナーは注力しています。

藤田さん:今回の成果が出せた理由は自己流でやるのではなくて、効率的な方法や順番で基礎を固められたことに尽きますね。やってると納得できるんですよ。「あ、こういうことをした結果、これができるようになるんだな。」とか「よく考えられた仕組みだな」とか。力がついてくるととても納得感があるんです。

東トレーナー:あとは単語の再構築というか、ビジネスでよく使われる単語に漏れがないよう、単語の暗記もしっかり取り組んでもらいました。

藤田さん:最初の2ヶ月の間に、単語帳を3冊もやりました。1週間に300語とか、レベルが上がってくるとめちゃくちゃ大変でしたが、やればやるほど、リーディングに不安がなくなって読むスピードもさらに上がりました。

——実際に、お仕事上でも英語力の向上は実感されていますか?

藤田さん:英語のメールもすばやく読めるようになりましたし、苦にならなくなりました。それによって内容そのものにリソースを割くことができるようになりました。それから海外の人向けに英語で作られた京都の情報に触れたり、海外の生のニュースに触れたりすることで、インプットの質と量に広がりがでました。

東トレーナー

——ほんとうにお忙しいと思うのですが、すばらしい結果ですね。英語のトレーニングを継続できたその秘訣はなんでしょうか。これから英語を学ぼうという方へのメッセージもお願いします。

藤田さん:3ヶ月集中というモデルであったことも続けられた理由ですし、それからやっぱりLINEでのサポートもあるとないではだいぶ違うと思います。そういう場、しくみ、だれかの視線を感じるということは重要でした。それから、切迫した緊急性があったということもありました。勉強って、仕事などとくらべると努力と結果の相関性がシンプルですから、その点で励みになる方も多いのではないかと思います。

毎日2時間くらいは勉強しましたが、学生とちがって「2時間」って社会人にとってはちょっと重いんですよ。毎日どこで時間を取るかを考えるのがコツですよね。たとえばお昼にいくにしても、お店にいくまでの間、料理を注文して出てくるのを待っている間、オフィスに戻る時間など、意識すれば細切れになった時間は意外と多いものです。2時間連続はむずかしいことはわかっているので時間を「重ねる」ことが秘訣ですね。 多くの人は通勤だけでも毎日数十分つかっていると思います。こうした毎日の中にある様々なすきま時間を徹底して活用することがコツだと思います。3ヶ月集中するという目標をもとに、自分を追い込んでいけば、面白いように結果がついてきます。 仕事もあって二人の子供がいてもできますから、みなさんもできるはずです! ぜひがんばってみてください!

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